線の探検

瀧口修造の光跡 II 「デッサンする手」(@森岡書店)に行く。

瀧口修造研究家・土渕信彦氏所蔵のドローイング・水彩・デカルコマニーなど、約30点を展示。今日から7月10日まで。
白く静謐な空間で、ゆっくり「文字でもなく、絵でもない線の探検に耽る」(「私も描く」『芸術新潮』1961年5月)ことができる。
ところで、この古書店兼ギャラリーの森岡書店が入っている第2井上ビルは、昭和2年(1927年)築。


奇しくも瀧口修造が詩的実験を始めた年である。7月10日には関連イベントとして、その『瀧口修造の詩的実験1927〜1937』の朗読会が行われる。