2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『禽のゐる五分間写生』閲覧記

「かなぶん」こと、神奈川近代文学館へ行く。 高祖保の第2詩集『禽のゐる五分間写生』(月曜発行所、1941年)を閲覧するためである。 先月、石神井書林の目録より入手できなかったことで、古本病の悪いガスが行き場を失って心身を蝕んでおり、このままではと…

『「自炊」のすすめ』のススメ

書痴ならびに 書狼、そして 書豚各位のなかにもし、 牛に汗し棟に充つ蔵書群に囲まれながら、ひそかに紙の桎梏からの解放を天に祈っている御仁がおられたら、 本書をおススメしたい。「自炊」のすすめ 電子書籍「自炊」完全マニュアル作者: 出版社/メーカー:…

高祖保の装幀

八幡城太郎 『相模野抄』 青柳山房、1943年 高村光太郎 『をぢさんの詩』 太陽出版社、1943年 『相模野抄』は、俳人・八幡城太郎の第一句集。A6判・角背・上製カバー装の小型本である。上の写真は復刻版(青芝俳句会、1973年)。以下、そのあとがきより。 何…