Enchiridion 15 ペルシアの格言 その2

ペルシアの格言

彼らはその誉れ最も高き賢者に向かって尋ねた。如何にしてそのような知の高みにまで至ったのか、と。賢者こたえて曰く、「己の未だ知らぬことを、何でも躊躇わずに問うていったのである。汝らも知らぬことがあれば何でも問うがよい。その僅かな労と引き換えに、知の道へと導かれてゆくから。」※


Alexander Ireland (ed.), The Book-Lover's Enchiridion, 5th ed., London, Simpkin, Marshall & Co., 1888, p.7.

※出典不詳。