2010-12-25から1日間の記事一覧

雪の詩人・高祖保

「夜のからんからんに乾いた空気の、その底で」、高祖保の詩集『雪』を読む。 師走の夜ふけ、独坐する北向きの書斎は、寒い。 『雪』は、そんな場所で読むにふさわしい詩集である。 雪もよひ 寒い。 わかい歯科医のもとへ 一句 「歯石(しせき)はづす 夜の…